帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

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帰国子女受け入れ中学校紹介(三田国際学園中学校・高等学校)

 今回は三田国際学園について記事を書きます。近年国際性や科学的な取り組みに力を入れている人気校です。

 

 

三田国際学園の基本情報

アクセス

 世田谷区に立地しており、田園都市線の用賀駅から徒歩5分、また成城学園前駅からバスでアクセスすることもできます。

 

教育方針

 元は戸板中学校・戸板女子高等学校でしたが、2015年度に三田国際に改称し、共学化を開始しました。

 元々の建学の精神「知好楽」を継承しつつ、激動の時代に必要とされる資質を12のコンピテンシーとして位置づけ、学校活動全体を通じてコンピテンシーを育てていくこととしています。

12のコンピテンシー 創造性、社会参画、責任感、共創、率先、生産性、問題解決能力、リーダーシップ、探究心、コミュニケーション、革新性、異文化理解

 また、「なぜ?」から始まる知的探求を大切にし、文理問わず探求・研究者たる姿勢を身につけるThink&Act、多様性ある教室で違いを受け入れともに作るInternational、すべての人に必要な現代の教養としてのScienceという3つのキーワードをベースに、相互通行型の教育活動が進められています。

 新進気鋭の学校ですので常に改革を進めていく姿勢を持っており、ICTの活用においてiPadを全員に配布し、各授業で活用することでApple Distinguished Schoolに認定されたり、サイエンスラボとして大学の研究室レベルの機器を導入し、博士号を持つ教員が研究をサポートするなど、先進的な取り組みをどんどん進めています。

 

生徒数

 生徒数は学年によりばらつきがありますが、200名弱で、国際生という呼び方の帰国生は30名が募集されています。ホームルームクラスは英語力によらずに編成されますが、英語力に応じた習熟度別の授業が展開されます。

 

偏差値

 四谷大塚では国際生入試については掲載されていません。国際生入試の科目は英語のみなので仕方ありません。JOBAや帰国子女アカデミーでは英語難関校として紹介されています。

 

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 2022年から、三田国際のクラス編成は中1時にインターナショナルコースとインターナショナルサイエンスコースの2つ、中2時にインターナショナルサイエンスコースからメディカルサイエンスコースが派生していく形になります。

 インターナショナルコースについては、国際生入試プラス2月の英語入試を受験した生徒から構成され、ネイティブ教員が担任、日本人教員が副担任としてクラスを運営します。このコースではAcademyとImmersionという2つのレベルに分かれ、Academyは英語、数学、理科、社会(日本史以外)の教科については、日本のカリキュラムに合わせた内容の授業が英語で行われます。

 Immersionは段階的にこれらの科目が英語に移行されます。また、Immersionの生徒の英語力を向上させるために、国際生とのバディシステムや放課後の少人数英語レッスン、長期休業中の講習なども開かれます。

 このような形で、主要科目を英語で学び、英語で探求を進めていくコースとなっており、先日記載した広尾学園と同じようなスタイルとなっています。

 インターナショナルサイエンスコースについては、3つのレベルに分かれ、上中のクラスは英語の授業が全て英語で行われます。また、ネイティブ教員が副担任を務めることになります。このコースは帰国生を受け入れる多くの中高一貫校の教育システムと同じスタイルかと思います。

 

グローバル教育

 インターナショナルコースについては、中3の時期から1年程度の長期留学に挑戦することができます。インターナショナルサイエンスコースの場合は、中3ではターム留学、高校では長期も含めた留学が可能となっています。また、どのコースも高校での海外研修(一週間)は必修となっています。

 さらに、インターナショナルコースについては、希望に応じて、西オーストラリア州と連携したデュアルディプロマプログラムを選択でき、卒業することで日本のみならず西オーストラリア州の卒業資格も得ることができます(ただし別途費用がかかるとのことです)。この資格を持っていると、大学進学段階でTOEFL等が免除になるケースがあるということで、IBの資格に似ているのではないかと思います。

 

帰国生へのサポート

 インターナショナルコースでは、帰国生を対象に日本語の基礎クラスが提供されます。

 また、他の科目については、全校的に、繰り返し学習システムで基礎の定着・理解度向上を図るとともに、長期休業中の講座開講等が行われます。

 このほかにも、インターナショナルコースでは中1からTOEFL、中2からPSATのテストを受けられたり、海外大学進学指導準備チームや各種セミナーなど、海外大学進学サポート体制も充実しています。

 

編入

 4月・9月・1月に定員の空きに応じて実施されます。

 

進路

 HPやパンフレットでは、コース別の進路情報が詳細に載っていません。2021年の国内大学の実績(卒業生186名)は、国公立が1割弱、早慶上智ICU29名、医学系3名といった感じですが、進路ではなく合格実績です。また、海外大学進学先は過去年分の実績がまとめて掲載されています。

 説明によれば、インターナショナルコースでは、海外大学進学を目指すケースではUCBerkeleyやUCLAなどに実績があり、国内大学は総合型選抜や推薦型選抜で進学することになるとのことです。

 

帰国枠の入試

 帰国生は国際生入試を受験することが出来ます。保護者とともに1年以上海外に滞在して入学日から計算して3年以内に帰国している場合というオーソドックスな場合以外にも、入学日から6年以内に帰国している場合で英検2級以上を保持している場合、国内インターに1年以上在籍している場合なども対象になるとのことです。

 入試はインターナショナルコースが英語試験と面接で、インターナショナルサイエンスコースはさらに面接シートを記入することが求められます。

 英語試験は60分100点で、Reasoning、Listening Comprehension、Reading Comprehension、Essay Writingの4つの内容が含まれています。Reasoningについては、算数のような数理的思考を問う問題が出されますので、英語で算数を理解できることが求められます

 面接は10分程度、受験生のみを対象に日本語と英語で行われます。

 なお、過去問は非公表となっていますが、サンプル問題については、三田国際の国際生ガイダンスに申し込んで入手することができます。

 残念ながら、4月の入学時期を伸ばすことは認められていないそうです。

 

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