帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(桐朋女子中学校・高等学校)

 今回は桐朋女子中学校・高等学校です。帰国生受け入れ62年、27カ国からの帰国生が学ぶ学校です。

 

桐朋女子中学校・高等学校の基本情報

アクセス

 調布市に立地しており、仙川駅から徒歩5分、成城学園前駅からバス15分で、東京都西側からのアクセスが便利です。23区側から通う場合は、京王線や小田急線が通勤ラッシュと逆方向になります。

 

校訓・教育方針

 教育目標は「創造力あふれる女性の育成を目指して」、「ことばの力を創造力に」で、言葉の力を土台として、時代をリードできる創造性の豊かな女性を育成するため、中高6年間を2年ずつ3つのブロックに分け、各ブロックごとに学習目標や生活目標を立てています。こうした中学・高校をまたぐブロック割ができるのは中高一貫校ならではです。

 帰国生教育については、帰国生を受け入れ始めて62年で、帰国生をことさら特別扱いすることなく、伸び伸びとあるがままの自分でいられる学校とのことです。

 また、高2・高3になると自由選択科目が多くなり、生徒の学びたい内容を学習できる柔軟なカリキュラムになっていることが特徴としてあげられます。

 

生徒数

 生徒数は1学年当たり約160名で、5クラスに分かれています。帰国生は学校全体で約90名とのことなので、平均すると各クラス15名程度といったところでしょうか。

 現地校・インター校と日本人学校の割合は3.5:1くらいで、4割以上が海外に5年以上滞在していた生徒ということで、海外での生活がかなり長い生徒さんが多いのは1つの特徴ではないかと思います。

 なお、桐朋学園小学校からの内部進学があります。

 

偏差値

 四谷大塚では帰国生試験については掲載されていません。ここの学校も入試がかなり独特なので、テストで測るのは難しいのだと思います。

 

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 希望制で、ネイティブ教員から英語圏の同学年レベルの教材で授業を受ける英語特別授業が中学では週1回、高校では週2回行われています。高3になると、TOEFLやSATの準備のための講座になります。

 2019年には、中1からハイレベルな英語授業を行う英語アドバンスコースを開始しています。自身が帰国生であるなど、帰国生の学習経験を理解して指導できる教員が担当しているとのことです。

 

グローバル教育

 希望者を対象に、放課後に英語・仏語・独語の会話教室が開催されており、仏語圏や独語圏で育った生徒は引き続き会話力を伸ばしていくことができます。

 海外研修として、夏期には、これまでは米国夏期研修を行っていたようですが、2022年からは高1の希望者を対象にオーストラリア、シンガポールで研修を行うことになったようです。米国の提携大学と何かあったのでしょうか・・・

 留学については、高2の希望者を対象としたニュージーランドの提携校へのターム留学(2ヶ月半)と、公的機関を通して1年間留学する選択肢があります。

 このほか、海外協定大学推薦制度(UPAA)という制度に参加しており、海外の大学に推薦で合格をもらいつつ、国内の大学を受験できる環境も整えています。

 

帰国生へのサポート

 海外で不足した学習を補うために、帰国したばかりの生徒を対象に補習授業「リソ講座」(リソースの略らしいです)が開催されています。なるべく少人数で、国語や算数を中心に行われています。

 また、帰国生カードに滞在記録や生活体験、学校歴などを記入し、この情報をもとに必要な配慮を行う仕組みを作っています。定期的に面談を行い、その様子もカードに書くことで担任や担当が変わっても、継続した指導を続けることができているとのことです。

 

編入

 年3回編入が行われる(高校は1,2年のみ)とのことで、海外からの帰国生が編入しやすいです。

 

進路

 帰国生の進学先はHPに公開されており、2021年だと、公立1名、早慶上智4名、GMARCH10名といった合格状況です。進学データではないので、実際の進学者数は不明です。

 また、海外大学に合格した実績が2019〜2021年で1件のみでしたので、コロナ禍とはいえ、長期海外滞在の帰国生が多い割には意外だなと感じました。

 

帰国枠の入試

 帰国生は帰国生対象特別入試、A入試、Creative English入試を受験することができます。

 帰国生対象特別入試は、転勤や留学によって1年以上海外に滞在し、小4以降に帰国した者が対象で、英語・仏語・独語のいずれかによる外国語作文と面接が行われます。

 作文のテーマは、「海外で出会った最も印象的な人物」、「海外で読んだ本」などがテーマになっていたことがあるようで、今通っている学校でできることを頑張っていおいてほしいとの説明がありました。

 A入試は2月1日に行われるもので、国内受験生と同じく国語と算数の筆記試験と「口頭試問」が行われます。口頭試問は桐朋女子独特の試験で、特定のテーマに関する授業を聞いたりビデオを見たりして準備を行った後、その内容や受験生の考えを面接で聞くというものです。帰国生には不利な試験に思えますが、出願時に帰国生であることを記入し、審査にあたっては特別な配慮がなされるとのことです。

 また、Creative English入試は、英語3級程度の難易度で、準備室でのリスニングや作文と言った課題とインタビューが行われます。

 入試データをみると、帰国生対象特別入試については、ここ数年、受験をした生徒は全員合格しているようです。A入試やCreative English入試は帰国生に限ったデータが出されていません。

 入学手続きは合格発表翌営業日ですが、入学辞退については、2022年度は2月10日までに辞退すると施設拡充費(10万円)は返却されるとのことです。

 

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