帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(広尾学園中学校・高等学校&広尾学園小石川)

 これまでは女子校を中心に書いてきましたが、視野を広げて共学校も書いてみたいと思います。今回は近年人気が急上昇している広尾学園コンビです。

 

広尾学園・広尾学園小石川の基本情報

アクセス

 広尾学園広尾駅の4番出口を出るともう学校です。広尾学園小石川は千石駅徒歩2分、駒込駅徒歩12分、巣鴨駅から13分で、どちらも非常にアクセスの良い学校です。

 

沿革・教育方針

 広尾学園はもともとは板垣退助らが関わって設立された順心女学校を母体とした順心女子中学校、高等学校でしたが、2007年に現在の広尾学園中学校・高等学校に改称し、共学化に舵を切ってインターナショナルコースや医進・サイエンスコースなどのユニークなコースを創設しました。「新しい時代に活躍できる人材を輩出する」ことを教育方針とし、最新の技術をベースとするICT環境、革新的なカリキュラム、バランスの取れた人間性を育むキャリア教育などの改革が成功を収め、人気校となっています。

 広尾学園の理事長は外資系企業でブランドマネージャー・マーケティングマネージャーを歴任されたそうで、そこで培った実績や問題意識を上手く学校経営に生かされているのだと感じます。

 広尾学園小石川も、もともとは村田女子高等学校でしたが、広尾学園と教育連携を結び、校長先生をはじめ広尾学園から14名の教員が異動して、広尾学園と同等・同質の教育を行うことを目指しています。広尾学園の改革を手掛けた人たちが移って、直接教育を手掛けるのですから、広尾学園小石川における「広尾学園スタイル」の再現性は高いと考えられます。ただし、広尾学園小石川には医進・サイエンスコースはありません

 

生徒数

 広尾学園の生徒数は1学年当たり約300名で、インターナショナルコースは約75名です。帰国生の数は分かりませんが、国際生(帰国生)入試の定員(AG:アドバンスグループ)は30名とされています。帰国生の在外期間は6年から10年以上が50%を占めるそうです。SG(スタンダードグループ)で入る生徒は、英語がゼロからでも大丈夫ということです。

 広尾学園小石川は今年からですが、1学年約120人、インターナショナルコースは80人でうちAGは46人とのことです。

 

偏差値

 四谷大塚では国際生試験については掲載されていませんが、一般入試は広尾学園が64・66、広尾学園小石川が53・54広尾学園小石川は今後さらに上がっていくのではないでしょうか。。国際生入試は、英語だけでなく、算数も英語で受ける必要があるので算出は難しいのでしょうね。

 

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 インターナショナルコースアドバンストグループ(AG)は、英語の授業以外でも、社会の一部、国語、音楽、体育を除いて英語で授業が行われます。

 これらの授業の内容や使用教材、到達目標や評価方法などはすべて学校のウェブサイトにオンラインシラバスとして掲載されています(6組、7組がインターコース)。何という透明度。教育内容に自信を持っていることが伺えます。

 2020年の実績として、インターコースの生徒がTOEFLiBTのスコアで108点(120点満点)やIELTS8.0(最高スコア9)ということなので、相当ハイレベルな英語力を身につけている生徒がいます。

 英語での授業ではありますが、日本の学校制度上の正式な学校なので、卒業すれば日本の大学への進学資格がもらえます。

 なお、高校進学時にコースを変更でき、インターコースのSGは高校段階ではなくなるので、英語で生きていく学生以外は本科や医進・サイエンスに移っていくのだと思われます 

 

グローバル教育

 希望者を対象に、クイーンズランドでの2〜3週間の研修(中3、高1)や、高校生を対象としたスタンフォード大学での研修があるほか、1年間の留学(高3の9月まで)も認められます。

 高校ではSATやTOEFL対策を取り入れているほか、SATやAdvanced Placementのテスト会場になっており、AP対策も行われているので、海外大学の進学に向けたサポートも充実しています。

 

編入

 空き状況により編入が行われ、6年の間で3回まで受けられるとのことです。

 

進路

 高校のインターコースは国外大学と国内大学で進学は半々くらい、国内はAO入試が中心となり、早稲田大学や上智大学、文系が中心となるというご説明でした。海外大学はUC BerkeleyやPrinceton、Imperial College Londonnなどそうそうたる大学にも合格実績があります。

 

帰国枠の入試

 広尾学園、広尾学園小石川とも、帰国生は国際生入試を受験することができ、インターコースAGとそれ以外によって受験科目が変わります

 インターコースAGは、英語(100点満点)、算数(英語で出題:50点)、国語(日本語で出題:50点)、面接(英語と日本語)となります。特徴はなんと言っても算数が英語で出題されることです。通常の受験算数に加えて、算数の専門的な言葉の英単語をしっかり抑えておく必要がありますね。

 TOEFLiBTで90点以上のスコアを提出すれば英語試験は免除となるとのことです。しかし、iBT90点ってもはやほぼ英検1級レベル。相当高いハードルです。

 その他のコースの場合は、国語(100点)、算数(100点)、面接で、すべて日本語となります。

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