帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(山脇学園中学校・高等学校)

 今回は志を育てる学校、山脇学園中学校・高等学校です。ケンブリッジイングリッシュスクールに認定されるなど、英語教育に近年力を入れています。

 

山脇学園中学校・高等学校の基本情報

アクセス

 港区赤坂に立地しており、赤坂見附駅から徒歩5分、青山駅及び赤坂駅から徒歩7分と、都心にあるにも関わらず駅からの距離も近いです。1都3県から幅広く生徒が通っています。

 

校訓・教育方針

 教育目標は自ら求め深く学ぶ(自主・探求)志を抱き、未来を拓く(立志・展望)お互いに思いやり、仲間とともに創る(互恵・協働)です。

 自分で進む道を選び、目的に向かって歩み続けていく力を「志」として大切にしています。このため、探求を通じて自分ごと化し、社会に関わっていき、更に世界につなげるということを目指しています。

 こうした目標に向け、後ほども出てきますが、広大な敷地を生かして英語、サイエンス、探求に特化した施設(アイランド)を用意し、様々な活動が行われています。

 

生徒数

 1学年約280人で、中1、中2は35人×8クラス、中3から40人×7クラスという体制になっています。生徒数が多いことで、様々なタイプの生徒がいるので気の合う先輩・仲間に出会えるということがウリになっています。

 この生徒数ではありますが、短期大学を廃止してその敷地が中学高等学校に活用されていることから、敷地面積が都内私立学校の1.6倍と、非常にめぐまれた施設状況だと思います。

 帰国生は1学年あたり15名程度で、英語入試で入学する国内生とともに「英語既習クラス」に一年目は配属されることになりますが、中2以降はクラスが分かれることになります。ただし、英語のグレード別の授業があるため、完全バラバラではなく3つくらいに分かれる感じだそうです。

 

偏差値

 四谷大塚の偏差値だと、一般入試のみ情報があり、80偏差値で53です。帰国生入試は英語力が一定程度あれば国語または算数どちらかだけでよいので、偏差値はつけづらい学校の1つだと思います。

 

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 グレード別授業という習熟度別の授業を展開しています。

 4つのグレードに分かれており、一番上位のグレードⅣは2級相当以上が目安で、ネイティブ教員による洋書を使った英語授業が週5時間、高校になっても3または4時間は確保されています。レベルとしては、B1(2級相当)の教材からB2(準1級相当)を中学段階で進めるようです。

 グレードⅢは準2級級程度で、ネイティブ教員による授業は週2時間、グレードⅡとⅠについては、ティームティーチングと日本人による授業から始めるということです。

 一つの特徴として、東京23区内の学校としては初めて、2021年度からケンブリッジイングリッシュスクールに認定され、ケンブリッジ大学出版発行の教材を採用して、学習成果をケンブリッジ英検で測ることが挙げられます。

 

グローバル教育

 広い校舎面積を生かして、イギリスの町並みを再現し、英語ネイティブ教員が常駐している「イングリッシュアイランド」があります。放課後は開放されておりネイティブ教員と英会話を楽しむことができるほか、週1回にイングリッシュアイランドステイという授業も行われ、夏期講習にも活用されます。

 国内・国外語学研修、ターム・1年留学などの制度が充実しています。中3ではイギリス、高1ではオーストラリアでの語学研修があるほか、高1、高2ではオーストラリアの提携校へのターム留学・1年留学の制度があります。

 このほか、アメリカの大学で講義を受けて留学体験を行うプログラムや、アメリカの大学の女子学生を招いて英語で議論を行うプログラムも用意されています。

 さらに、TOEFL iBTや、SATの講座など、海外大学進学を目指す生徒向けの講座も提供されています。

 

帰国生へのサポート

 国語については、中1の英語既習クラスでは帰国生取り出し授業が行われます。また、理科社会については、放課後の補講が行われ、キャッチアップが図られます。

 数学については、学校全体で取り組んでいる中間テストと期末テストの間のプレテスト結果により補習を進める補講のみとのことですが、一人一台のiPadも活用し、「アタマプラス」というAI教材を利用して、ひとりひとりの学習理解度に沿った演習を行うということです。

 さらに、海外大学進学説明会など海外進学を考える生徒へのサポートもあります。

 

編入や復学

 編入は定員に空きがあれば試験が行われます。編入学年・時期までの学習指導要領準拠の基本的な内容の試験と作文、日本語面接(保護者同伴)があります。ただし、先取り学習が行われているので、入学後にその進度にキャッチアップしていく必要があります。

 また、入学後一定期間在籍した場合には復学が可能ですが、学力試験があるそうです。

 

進路

 2020年度卒業生の進路は、帰国生だけのデータはありませんが、総数230名のうち、国立大学・大学校が10名、早稲田大学25名、慶應義塾大学11名、上智大学32名、東京理科大8名、国際基督教大学1名となっています。

 しかし、データを全部足すと総数を超えるので、進路内訳とされていますが、合格状況のデータが掲載されていると思われます

 

帰国枠の入試

 帰国生入試と、コロナ禍によりWEB入試が行われています。

 帰国入試Ⅰ期については、英検3級相当を保有していれば、算数または国語のどちらかと面接で受験することができます。英検等の試験を受けられない場合は、CASECというオンラインの検定でも利用でき、柔軟性が高いです。

 面接は英検のように、渡されたカードの英語を読んだり、場面を英語で説明したりということが行われるとのことです。

 2021年度の実績では、算数と面接を選択した受験生の合格率は100%、国語と面接、国語・算数を選択した受験生の合格率は73%となっており、英語プラス算数が有利になっています。5・6割がボーダーとなるとのことです。

 帰国生Ⅱ期については、2月の入試ということもあり、倍率が高くなっていますので、第Ⅰ期に受けることが肝のようです。(Ⅰ期倍率:1.3倍、Ⅱ期倍率:7倍!)

 WEB入試は日本に住んでいても要件を満たせば受けられます英語プレゼン動画を撮影して提出するという方法が取られています。

 テーマは事前に知らされるので、ある程度準備をした上で、当日出される課題に対して、自分ごととしてしっかり根拠をもって意見を伝えられるかが評価されるとのことです。倍率は帰国入試Ⅰ期とほぼ同じです。

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