帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(田園調布学園)

 今回は田園調布学園中等部・高等部です。体験や探求を重視したプログラムを展開していて、女子校の中では理系に進学する生徒が多いのが特徴です。

 

田園調布学園中等部・高等部の基本情報

アクセス

 世田谷区に立地しており、その名の通り、田園調布駅から徒歩8分です。神奈川県からアクセスも便利なので、都内23区と横浜市、川崎市からの通学者が9割程度を占めています。

 

校訓

 校訓は「捨我精進」です。今の自分を超えて一歩前に進むことと解釈し、体験を重視した教育を進め、自己を深く見つめてより高い目標で学び続けること、自己の役割を自覚し、他社と協働しながら主体的に行動すること、広い視野で常に探求、実践することを目指しているとのことです。

 また、校長先生から、帰国生にはそれぞれの多様な体験を活かし学校を活性化することを期待しているというお話がありました。

 

生徒数

 生徒数は1学年当たり約200名で、5クラスに分かれています。帰国生は年によりバラツキがありますが、多くて10名ちょっとというところです。クラス編成は一般受験生と同じクラスに編成され、帰国生だけのクラスはないとのことです。

 

偏差値

 四谷大塚の偏差値だと一般入試のみ出されていて、80偏差値で59(2月1日午後、それ以外の日程は51〜52)です。帰国生試験については、残念ですが情報がありません

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 ネイティブ教員による少人数制の授業を実施しています。帰国生入試で英語を受験した生徒のほか、英検2級以上を持っていれば入学後に試験を実施して参加することが出来ます。高校になると、英検準1級以上を持っていることが条件になり、高2では他教科の成績基準もあるとのことです。

 時間数は、中1が週4時間(うち1時間は日本人教員)、中2・中3が週3時間、高1・高2が週2時間です。ネイティブ教員の授業は洋書を使い、クリティカルシンキング、創造的な思考力等を養い、英検1級レベルを到達目標に置いています。

 取り出し授業の参加者には、模擬国連大会や英語レシテーション大会などの外部大会・コンテストへの積極的な参加を求めています。

 

グローバル教育

 田園調布学園の特徴的なプログラムとして「土曜プログラム」が挙げられます。これは、学年ごとに設けたテーマに沿った取り組みを行うコアプログラムと、学年の枠を超えて約170の講座から興味・関心に応じて選択するマイプログラムを土曜日に実施し、授業で出来ない体験を行うものです。

 このマイプログラムの中で、英語についても英検対策やディスカッションなど多様な講座が用意されているのですが、英語以外にも7つの言語の講座が用意されており、幅広い言語を学ぶことが可能です。合わせて、生花などの日本文化に親しむ講座も用意されています。

 さらに、学校で英語漬けで活動を行うイングリッシュチャレンジ(中2)宿泊を伴い英語で活動を行うイングリッシュキャンプ(中3)カナダまたはオーストラリアへのホームステイ(中3)やニュージーランドへのターム留学など、国際プログラムも希望者が参加する機会が用意されています。

 

帰国生へのサポート

 国語、数学については定期テストの結果により補習が行われたり、他の教科も必要に応じて個別指導が行われるということです。

 さらに、英語の資格試験の面接対策や、海外大学進学への進路相談なども行われています。

 ちなみに、「宿題が多い学校と聞いていますがどのくらいのボリュームが出るのですか」、という質問に対して、家庭学習を1日1時間半から2時間行う量くらいで、クラブ活動等とバランスを取りながら取り組んでいますというお話をされていました。

 

編入や復学

 編入は中1〜中3の8月まで、高1から高2の8月までの間に随時行っていて、英語・数学・国語と面接の試験が行われます。

 また、復学については、中等部は書類審査のみ、高等部は基本的な内容が身についているかを確認するテスト(英語・数学・国語)があるそうです。

 

進路

 昨年度は7名の帰国生が卒業し、進学は横浜市立大学2名、昭和大学(医)1名、東京理科大学1名、慶応大学1名、中央大学1名、東京工芸大学1名ということで、理系に進学した生徒が多いです。

 帰国生に限らず、田園調布学園は理系進学が女子校の中では多いです。これは、入学時に持っている算数や理科への苦手意識を、多くの実験や教科横断型の学習、多様な体験を通じてリセットしていくことで理系を志す生徒が増えるという説明がありました。

 例えば、1人1台保有するクロームブックも活用しつつ、関数のグラフを使ってアートデザインを行ったり、3Dプリンタを使ってものづくりをデザインするなど、多様な活動が行われているとのことで、面白そうだと思うプログラムに出会えそうな気がしました。

 

帰国枠の入試

 試験科目は、国語または英語のうち1科目と算数、そして保護者同伴の面接となっています。

 国語や算数は小学校の教科書に沿った基礎基本を聞く内容となっており、英語については英検2級程度の難易度で出題されます。入学後に授業について行けるかどうかを見ており、6割程度を目安と考えているとのことです。

 面接では自己紹介ののち、志望理由や海外での経験、入学後の展望、将来の夢などが質問されるそうです。

 日本人学校やインター校の受験者数は特に差がなく、昨年度の入試では44名が帰国生入試を受験して、36名が合格しています。

 また、入学手続きについて、入学金の延納が1月20日まで可能で他の学校との併願がしやすくなっています。

 

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