帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(大妻中野)

 帰国子女向け中高一貫校の第2回は大妻中野中学校・高等学校です。大妻中学高等学校とは同じ大妻学院グループです(大妻グループの中高一貫校はもうあと2つあります)が、それぞれ特色があります。

 

 

大妻中野中学校・高等学校の基本情報

アクセス

 学校名のとおり中野駅から徒歩10分、新井薬師前駅からだと若干近くて徒歩8分という立地です。中野駅であればどこからでもアクセスは便利ですので、都内だけでなく、近県からも通学しているようです。

 

校訓

 こちらは大妻中学高等学校と同じく「恥を知れ」です。これに加えて、「学芸を修めて人類のために−Arts for Humankind」を建学の精神として掲げ、女子教育(自分たちで物事を動かす)を通して社会への参画につなげ、帰国生・国内生の多様な価値観を持つ生徒たちの協働・共生を進めてグローバルマインドを持つ生徒を育てることを目指しているとのことです。

 一言で言うと、グローバル社会を生き抜く力を持つ女性を育成する学校、という感じでしょうか。

 

生徒数

 1学年は幅がありますが、240名が基本で、プラスマイナス20名程度という感じです。帰国生は、約150名で全体の約1.1割を占めており都内の女子校では2番目に多いということです。一番多いのは、やはりあの学校なのでしょうか。。

 

偏差値

 四谷大塚の偏差値だとオーソドックスな2科、4科で受験するアドバンストコースのみ出されていて、80偏差値で49(2月1日)です。帰国生試験については、残念ですが情報がありません

 

帰国生向けの情報

グローバルリーダーズコースと英語取り出し授業

 帰国生入試を受けて入学した生徒(と、英語入試を受けた国内生)は「グローバルリーダーズコース」(GLC)に入ることとなります。中1時は全6クラス中の1クラスがGLCになり、約3分の2が帰国生で構成されるそうです。

 GLCでは、外国人教諭中心に、現地校と同様の英語授業が習熟度別に展開され、課題解決に向けたクリティカルシンキング、論理的に相手に伝える言語スキル学校の枠を超えたチャレンジを通じて伸ばしていくこととなります。

 また、複言語教育を進めるために、GLCでは英語に加えてフランス語が必修となります。これらの活動を踏まえ、高校卒業時には英語4技能の総合的な英語力としてCEFRのB1〜B2レベル、高校でもフランス語を選択する生徒は仏検3級〜準2級レベルを最低レベルとして目指すようです。

 さらに、国内英語キャンプでは、GLCの生徒がリーダーとして活動するとともに、中学2年時のカナダ体験学習には原則参加となるそうです。海外プログラムはこのカナダのプログラムのほか、オーストラリア、フランス、アメリカ、ニュージーランドの提携校と短期・長期の留学プログラムもあります。

 コースの所属は中3以降は毎年変更が可能で、GLC自体も中3以降は2クラスとなるとのことで、グローバルに力を入れている様子が伝わってきました。

 

全ての生徒に開かれたプログラム

 大妻中野では、帰国生・国内生が希望に応じて多様なプログラムをともに経験できるよう、全ての生徒に開いているのが特徴でです。

 プログラムの例としては、土曜日に希望者による学年縦割りで、企業や大学と連携して課題解決を目指すフロンティアプログラム、この理数系版のSーTEAMプログラムをはじめ、東京にある各国大使館大使との懇談会や外部講師によるセミナーなどが開催されます。

 また、学内での取組の成果を発表会でプレゼンしたりするほか、模擬国連やディベート大会など外部のイベントにも積極的に参加する生徒も多いとのことです。

ICTの活用

 こちらも帰国生に限った特徴ではありませんが、ICTの活用を進めており、電子黒板や無線LANを導入はもちろん、1人1台のタブレットを配備し、プログラミングの授業やオンライン英会話、コロナ禍のオンライン授業などを展開しています。

 

帰国生へのサポート

 数学については、中3までにキャッチアップすることを目指し、中学1、2年の間は、GLCでは少人数でレベルに応じた指導が行われます。

 国語・社会については、漢字や語彙など日本語に不安があるケースや、社会の内容が心配な場合はサポート講座が課外で実施されます。

 また、帰国生の保護者の悩みを解決するために、専門のカウンセラーを招いて、帰国生保護者だけを対象とした相談会も開催されているようです。

 

編入や復学

 編入については編入時期については高3の4月がリミットですが、柔軟に対応しており、国語数学英語の3教科と面接が課されます。事前相談が必要なので早めに相談することが重要とのことです。

 

進路

 2020年度は帰国生の卒業生は12名で、国内大学の合格実績は、東京大学1名、東京都立大学3名、慶應義塾大学5名、早稲田大学1名、上智大学2名、立教大学3名、青山学院大学2名、中央大学1名、法政大学2名です。また、海外の大学では、University College Londonに1名合格したほか、ハンガリーの大学や韓国の大学に合格した生徒もいるということでした。こちらも合格者数なので、実際の進学者数は不明です。

 

帰国枠の入試

 国語・算数の2科目受験&面接または、英語&面接を選ぶことができます。

 英語試験については、英検CSE2.0が1980点(2級)、TOEIC L&Rが600点、TOEFL Juniorが745点、IELTSが4.0という基準を満たしていない者のみ受験するということで、資格を持っていると非常に有利になります。

 また、海外在留中で帰国できない生徒向けの海外帰国生入試も実施しており、今年度はシンガポール(現地会場)、アジア・オセアニア地区(オンライン)・北米地区(オンライン)、ヨーロッパ地区(オンライン)が開催されるようです。

 昨年度の受験結果を見ると、海外入試含めて、受験者数112名、合格者110名です。国・算で受験している生徒も一定程度いますが、英語で受験している生徒の方が多いです。

 また、入学手続きについて、入学金の支払いは1月31日までとなっており、他の学校との併願がしやすくなっています。

 

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