帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

帰国子女受け入れ中学校紹介(大妻中学高等学校)

 日本の学校も夏休みに入り、多くの中学校が学校見学などを行っているようです。しかし、我が家は今年も帰国できないので、長女とともに実際に学校を見る機会がなく、志望校選びに苦労しています。

 そうした中、最近はオンラインでの学校説明会もかなり増えているので、そうした機会を見つけて情報収集をしているので、学校説明会での帰国子女向けの情報を備忘録的にまとめていこうと思います。

 記念すべき第1回目は大妻中学高等学校です!

 

大妻中学高等学校の基本情報

アクセス

 千代田区に立地しており、半蔵門駅から徒歩5分、市ヶ谷駅から徒歩10分など、どこからでもアクセスしやすいです。23区はもちろん、神奈川県や埼玉県、千葉県などからも生徒が通っています。

校訓

 「恥を知れ」です。これは、他人に対してではなく、自分に対して恥ずるような行いをしてはならない」と戒め律するための言葉だそうです。良心を持って教養を積み、新しいことにチャレンジしながらさらに自分を高めていく、ということが大切にされています。

生徒数

 1学年当たり280〜290名といったところです。帰国枠の生徒数は後ほどもご紹介しますが大体10〜20名程度だそうです。

偏差値

 四谷大塚の偏差値だと、2/5の80偏差値が57帰国枠の偏差値は80偏差値が51です。

 

帰国生向けの情報

英語取り出し授業

 ①入試で英語を選択して一定基準の点数を取った生徒、または②プレースメントテストに合格した生徒、を対象として、英語の取り出し授業(Global Language Arts Program:略してGLAPというそうです)を実施しています。参加に必要な英語力の目安は、英検の2級上位から準1級レベルす。

 英語を学ぶだけでなく、英語で考え、英語で探究活動をするカリキュラムとなっていて、週4時間がネイティブ教員による英語授業、週2時間がネイティブ教員と日本人教員によるチームティーチングでプロジェクト学習という授業スタイルです。

 中1の段階で、東京オリンピック招致関係の資料を分析して、2032年のオリンピック候補地を議論する、といったプロジェクトをやったそうです。ある程度の英語力を前提に、実際の文書を読みこなしつつ、自分で考え、発信していくことができそうな充実したプログラムだと感じました。

 帰国枠の生徒数は、大体20名程度から少ないと10名ほどで、そのうち取り出し授業に参加する生徒は、全7クラスあるうちの2つのクラスに分かれて所属するということになっています。同じ環境の子がクラスに数名いるという感じのようです。

 また、GLAPの取り出し授業に参加しない生徒でも、プレースメントテストに合格することで、放課後の英語アドバンストレッスンを週1回受講することができ、英語力を高めるチャンスが用意されています。こちらの講座に求められる英語力は、英検3級上位〜準2級程度ということです。

 

グローバル教育

 英語取り出し授業以外にも、「模擬国連」や海外プログラムなど、充実したグローバル教育プログラムが用意されています。

 模擬国連は、学生が国連加盟国の大使となって、地球規模の課題の解決に向けてディスカッションを行い、合意文書をまとめていくということを実体験するプログラムです。大妻中学高等学校は、国内最大級の会議を主催するなど、首都圏の模擬国連の中心校となって、他校の学生と切磋琢磨しながら活動しているとのことです。

 また、中1全員を対象に、1日半オールイングリッシュで過ごす国内イングリッシュキャンプや、海外大学で学ぶ日本人学生と中高生をつなぐイベントなども用意されています。

 実際に海外体験を希望する学生向けには、オーストラリアの女子校への学期留学(3ヶ月)や、イギリス、アメリカ、オーストラリアへの2週間程度の海外研修といった海外プログラムも用意されています。

 このほか、英語以外の外国語を学ぶ機会として、希望者を対象とした中国語講座も開かれています。

 

帰国生へのサポート

 入試で受験をしなかった科目(国語や算数)について、1年間の補習でフォローアップが行われます。

 また、帰国生担当指導教員が付いて、学習や学校生活の悩みについてサポートをする体制が整えられています。海外の大学への進学を希望する場合にもサポート体制があるとのことです。

 

編入や復学

 中高の6年間を通じて大妻中学高等学校の目指す人材育成を行うという理念のもと、編入については実施せず、復学については1年以内のみ可とするという方針だそうです。事実上海外赴任になると家族で赴任するのは難しくなるので、他の学校に比べて結構厳し目だと思いますが、それだけ自校での教育を大切にしているとも言えると思います。

 

進路

 残念ながら、帰国生のみを対象とした進路情報は公開されてないのですが、全体の進路だと、2020年度の合格実績として、国公立30名、早慶上理110名、GMARCH265名となっています。また、医学系の合格実績については、医学部15名、歯学部3名、薬学部73名、看護学部64名となっています。

 しかしながら、これは進学実績ではないので、実際にどれだけの学生さんがそうした大学へ進学されたのかは不明です。

 

帰国枠の入試

 帰国枠の入試については、国語、算数、英語の3教科の中から2つを選択して受験するタイプです。2021年度の入試では、日本人学校出身の出願者が42%、インター校出身の出願者が34%、現地校出身の出願者が24%で、受験者数は年々増えています。

 各教科で最低ラインが設定されているとのことで、ご説明によると、苦手な教科でも50%は取ってほしい、合計の得点率の目安は65%ということでした。

 英語については、GLAPへの参加の可否を見るためにも、英検2級上位から準1級レベルの難易度に合わせて設定しており、エッセイも含まれています。

 算数は、難易度や分野はバランス良く出題され、また、全問記述式で途中式を評価するので、答えだけではなくどのように答えにたどり着いたかを必ず書くよう説明がありました。 

 国語については、文章量・問題数が多いので、素早く読み取る力が求められるとともに、記述は配点も高いので必ず取り組んでほしいということでした。

 この2教科に加えて、保護者1名同伴の面接がありますが、受け答えをしっかりできるかという点を見ます、とのご説明でしたので、日本語での授業や学校生活に不自由がないかを見るような感じなのではないかと思われます。

  昨年度の入試結果では、帰国生試験を99名が受験し、62名が合格しています。

 

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