帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

中学受験のプロの指導法を本で学ぶ(国語)

 国語は一見理論的にどのように教えればよいのかイメージが湧きづらくないでしょうか?しかし、実際には国語こそ正しい戦略が不可欠で、算数のように論理的に文章を読解する方法論をまとめた本を手にする機会がありましたので、ご紹介したいと思います。

 

 

文章読解の鉄則

 その本とは、「中学受験 国語 文章読解の鉄則」です。著者は中学受験専門の国語の講師である井上秀和先生です。ツイッターやブログ、YouTubeなどでも情報発信されているのでご存じの方も多いかもしれません。

実際の本はこちら

 

 この本では、中学受験国語で合格点を取るための方法論「鉄則」として、物語文や説明的文章、随筆、詩などのカテゴリーも踏まえて読み方、解き方を網羅的に紹介しています。

 

「読み方」の鉄則

 このパートでは鉄則が全部で45紹介されています。個々の鉄則ごとに例を入れつつ、コンパクトかつポイントを抑えて説明がなされています。また、説明的文章については、実際の文章への先の引き方についても実例が紹介されていますので、どのように実践すれば良いのかが目で見てわかりやすくなっています。

 43の方法をすべて長女に覚えさせるのはなかなか難しそうだったので、私が読んでポイントだなと感じたのは以下です。

ポイント! ・説明的文章については、具体と抽象のかたまりを意識して構造的に読み筆者の主張を把握すること。
・物語文においては、時間の経過、場所の移動といった場面の句切れを意識しつつ、登場人物の心情がどのように変化していくのかを抑えること。

 

 これらのポイントを把握するためのテクニックが数多く紹介されています。その他、詩や随筆についてもポイントが紹介されており、あらゆるパターンの文章の読み方が網羅されていると感じます。

 

「解き方」の鉄則

 このパートでは鉄則が全部で59紹介されています。国語でありがちな「なんとなく」で解くのではなく、どのように考えて問題を解いていくのかについて、設問の種類や文章の種類ごとにまとめられています。

こちらもポイントだと感じたのは以下です。

ポイント! 接続語や指示語に着目し、選択問題の選択肢を分解して分析すること、抜き出し問題は範囲を絞り込んで探すこと。
・我が家も含め多くの子が苦手だと思われる記述問題について、物語文にておいは、「原因・理由プラス気持ち」を意識して書くこと、説明的文章では「原因・理由プラス結果・結論」を意識して書くこと。

  さらに、解答欄の字数や枠の大きさから出題者の求める解答を推測して理由・きっかけ・心情などを肉付けしていく(目安は80%)こと、比喩や言い換え問題への対応などが紹介されています。

 

難関校の入試問題への「鉄則」の適用

 これらの鉄則を単に紹介するだけではなく、実際にどのように使えるのかを、入試問題を使って解説しています。灘、開成、桜蔭、女子学院などトップレベルの学校の問題で、どの部分にどの鉄則を使って解くことができるのかを説明してもらっているので、イメージをつかみやすいですが、問題もハイレベルなのでここまでのレベルに到達できるのか、というのが若干不安になったりもします。

 

重要語句の紹介

 巻末には、主に上位校での文章読解や記述問題に欠かせない重要語句が掲載されています。数えてみると600語以上掲載されていて、英語の単語帳のようです。

 語句の意味はもちろん、用例も一緒に書かれているので、どのように使うものなのかも理解しやすいのではないかと思いますが、塾のテキストに載っていると思われる標準的な四字熟語・慣用句・ことわざはあえて除外しているということですので、それらも含めるとボリュームは結構な量になります。

 まずは基本的に抑えておく必要がありそうなテキスト等にのっているものから取り組んだほうがよさそうです。

 

我が家の使い方 

 大体このような内容でした。算数の「塾技100」の時と同じですが、我が家では、この本自体を長女に読んでもらって習得してもらうと言うよりは、夫が教える際の参考書として活用しています。

 この鉄則全部覚えられないよ、とボヤキながら夫は読んでいますが、これが頭に入っていて指導をされる国語の先生方はやはりプロなんだなあ、と実感しました。

算数の「塾技100」に関する記事はこちらを御覧ください。

kikokujuken.com

 

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