帰国生の、帰国生による、帰国生のための中学受験

我が家の中学受験へのチャレンジを通じた気づきなど書いていきます

祝ドラマ放送正式決定:「二月の勝者」と「中学受験をしようと思ったら読むマンガ」を帰国子女の観点からレビューする。

 中学受験をテーマにした漫画といえば、「二月の勝者ー絶対合格の教室」ですよね。ついに二月の勝者が2021年10月からドラマ放送されることが正式決定になったということなので、僭越ながら決定記念ということで、この漫画と、作者の高瀬志帆さんの別作である「中学受験をしようと思ったら読む漫画」のレビューについて、海外滞在組からの視点で書いてみたいと思います。内容については詳しく分からないように書きたいと思いますが、「これから読みたいのでちょっとしたことでも内容は知りたくない!」という方はお気をつけください^^;

 

 

二月の勝者のレビュー

 舞台は東京・吉祥寺にある中堅塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」。新人塾講師の佐倉舞衣、業界トップの一流塾フェニックス(モデルはSAPIXですね)から赴任してきた受験のプロである黒木蔵人や、桜花ゼミナールの先輩講師たち、個性豊かな6年生たちによる中学受験への挑戦を描いています。6年生の受験までの約1年間が、月ごとに描かれています。詳しいあらすじは他のサイトにも結構載っていると思いますので、これくらいにしておいて、海外滞在組の視点から感想をお話したいと思います。

中学受験を疑似体験できる

 まだ完結はしていませんが、これまで発行されたものを読んだ感想は、「中学受験の現実を疑似体験できる!」ということです。残念ながら、帰国子女枠で受験をするというケースは今のところ描かれておらず、海外赴任から帰ってすぐに帰国子女枠で受験を受けるというケースを体験することはなかなか難しいです。ただ、優秀で負けん気の強い子、天才肌の天真爛漫な子、人との関わりが苦手だけど人一倍努力する子、他の塾生の邪魔をしてしまう子、などなど、いろいろなタイプの塾生にまじって、実は一人だけ、帰国子女がまじっていますので、この子がどのような取り上げられ方をするのか、すごく気になっています!(でもこれまでちょい役でしか出ていないので、取り上げられないかも・・・)

国内のライバル受験生の様子が分かる!

 また、帰国後すぐに帰国子女枠で受験というケース以外にも、帰国生の受験のパターンはいろいろありますので、2月の一般枠も含めて準備を進めているケースや、帰国してから受験までしばらく間が空くなどの事情で国内で塾に通う場合などは、国内でどれだけ大変な準備をライバルが進めているのかがよく分かります

 さらに、なんといっても塾のない地域に滞在していると、情報がなかなか手に入らないので、情報収集にも利用できます。塾が保護者に対してどのような視点で志望校の候補を提案しているかといったような点は、我が子の志望校探しの視点にも活かせますし、話の中に時折出てくる塾ならではの教え方(例えば、11☓11などの同じ数をかける平方数の覚え方など)は、国内で塾に通って準備しているライバル受験生たちがこんな感じで習っているんだなという状況を知ることにすごく役立つと思います。

豊富な中学受験の格言

 さらにさらに、一般枠での受験のケースでも帰国子女枠での受験のケースでも相通じる「中学受験の格言」とでもいうべきフレーズが随所に出てきます「君たちが合格できたのは、父親の経済力と母親の狂気」、「ジャイアントキリング」(合格できないと言われていた超難関校に合格すること)などなど、そうだ!と思うものがたくさん出てくるので、自分の好きな名言を見つけるのも一つの楽しみかと思います(笑)

 

 10月が本当に待ち遠しいですね!しかし10月から開始だと、本番に向けた受験勉強山場の時期に「続きが気になって仕方がない」方が出てこないといいのですが・・・😥

 

中学受験をしようと思ったら読むマンガのレビュー

 私は実は二月の勝者よりもこちらの本を先に読んでいました。後で二月の勝者を読んだときに、なんか絵のタッチが似ているなあ、と思いながら読んでいて、後で作者が同じだと気づきました(笑)。こちらは1冊のみの分量なので、あっという間に読めてしまいます

受験生とその家庭にフォーカスされたストーリー

 二月の勝者とこの本の違いは、二月の勝者は、塾の動きに重点が置かれていて、例えば教室長の黒木先生の非情な人間性と、課題を抱える子供の学習をサポートする意外な一面を描いたり、その黒木と新人講師の佐倉先生との掛け合いなどがストーリーの中心をなしています。一方で、こちらの本は、受験生とその家庭の状況にフォーカスされており、各家庭ごとにどのように親が協力(時には強制・・・)し、塾と連携して、受験に向けて準備を進めていったか、子供がどのような心理状況になっていくのかが描かれています。二月の勝者同様、できれば帰国子女枠での受験のケースを1つ入れていただけると海外滞在家庭にとって更に面白くなると思いますので、続編にこっそり期待しています😀

中学受験の現実を冷静にあぶり出す結末

 結末も現実的に構成されています。4家族分のお話が出てくるのですが、第1志望の学校に合格した家庭はわずか1家庭のみです。不合格で公立に通うことになったケース、受験をそもそも諦めたケースなど、実際の世界で起こりうるケースを隠すことなく書いているな、と思います。二月の勝者でも確か出てきましたが、中学受験で実際に第一志望に合格できない家庭は、なんと7割だということだそうです☠中学受験を考えた場合に、どのような覚悟が必要になるのかというのが身にしみて分かると思いますので、タイトル通りですが、中学受験をしようと思ったらぜひ読まれることをおすすめします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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